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40代、50代にさしかかる年齢を迎える人でも、周りの同年代と比べて、若々しい印象のある人がいます。
髪のツヤがあったり、肌にハリや潤いがあるのが特徴で、同年代の周りが老け込むのに対して、ひときわ輝く存在です。年齢を重ねても、いつまでも若々しい容姿を保っている人は、さびない身体づくりを実践しています。

特に、女性は妊娠や出産、ホルモンの影響もあり、ある日を境に、急激に老け込む、という人も多いので、若いうちからアンチエイジングを意識した生活を心がけましょう。

体内の活性化酸素が増えると、身体が錆びついた状態となり、髪やお肌、さまざまな部分に老化現象を感じるようになります。老化の元となるこの活性化酸素を増やさないことがまずは大切です。
活性化酸素に対抗する、抗酸化作用の働きを使うことで、老化を食い止めましょう。抗酸化作用を高める方法としては、抗酸化作用の高い食品を食事に取り入れる、という方法があります。
ビタミンが豊富な野菜には、抗酸化作用が高い食品が多いです。特に、カロテンを多く含むカボチャなどの緑黄色野菜、ゴマなどもあります。食事などから、活性化酸素を増やさないことも大事なことですが、

まずは、基本の規則正しい食事や睡眠、運動を心がけることで、活性化酸素が増える要因を排除していくことも大切です。

また規則正しい食事は、女性なら誰もが気になる白髪の改善にもつながります。髪の色というのはメラニン色素によって作られるのですが、栄養不足だとメラノサイトという細胞がメラニン色素を作れなくなってしまうのです。バランスのいい食事で健康増進と白髪の改善に努めましょう。

昆布やひじきなどの海藻類が白髪の改善にいいのは有名な話です。これらの海藻類に多く含まれている細胞の成長や代謝を促すヨード(ヨウ素)が髪を健康な状態に保ち、メラノサイトの働きも活発にしてくれるのです。ヨードは海藻類の他にも、イワシやサバなどの魚介類にも含まれています。

そしてチロシンが含まれた食材を摂るのもポイント。チロシンはメラニン色素の原料の1つであるため、これが不足していると髪にうまく色が入ってくれません。このチロシンはもともとチーズから見つかった成分。乳製品に特に多く含まれていることでも知られています。他にはバナナやアボカドなどの果物、カツオやマグロなどの魚介類、アーモンドや大豆の豆類などにも含まれています。チロシンには抗ストレス作用もあるので、毎日忙しくストレスのたまりやすい生活をしている人は積極的に摂るといいでしょう。

メラノサイトがメラニンを作り出すときには、チロシナーゼという酵素が欠かせません。このチロシナーゼを活性化させるのが、ミネラルの1種である銅。銅は体内で生成される訳ではないので、食事で摂ることを心がける必要があります。チロシンとあわせて摂ると相乗効果も期待できるでしょう。大豆や納豆などの豆類、ゴボウやニンニクなどの野菜類、そばや玄米などの穀類に多く含まれています。この他、血流を促進してくれるような身体を温める食品も白髪の改善には効果的です。ただ、唐辛子などの香辛料は髪にあまりよくないため、注意しましょう。

もちろん、どれか1つだけをたくさん摂取したとしても期待しているような効果は得られません。それぞれの栄養素をまんべんなく摂るのがポイントです。こういったバランスのいい食生活が若々しい身体づくりをサポートしてくれます。